補遺: Windows 上でのフランス語と関連ソフト

補遺 I. パソコン上でのフランス語とフランス語関連ソフト (Windows の場合)


このページは2004年7月を最後に更新を停止しており、基本的に史料としてここに収録しています。
以下に掲げるフランス製ソフトの使用法を Windows の最近のバージョンで試される場合は各自の責任でお願いします。
Windows パソコンでのフランス語入力については、別稿「パソコンでのフランス語入力(Windowsの場合)」をご覧下さい。 (2016年1月追記)



以下の報告は、特に指定のない限り、Windows95 日本語版を使った場合についてのものです。Windows98 以降のバージョンでは同じ結果が得られない場合があります。筆者が気づいたこうした事例は、Windows98, 2000, XP について部分的に加筆してありますが、内容の全般的な見直しは行っていないことをおことわりしておきます。[最終更新日、2004年 7月30日]


ここではDOS/V マシン上のWindows95 日本語版でフランス語を使ってみて気づいた点をいくつか報告したい。報告者がWindows ユーザーである関係で、Macintosh についてふれることはできなかった。
ソフトウェアのバージョンアップによりこのページの内容が現状に合わなくなっている可能性があることをご了承いただきたい。 [このページの公開日、1997年 1月 8日]

  1. フランス語入力
  2. WWW 上のフランス語/フランス語電子テキスト
  3. 電子メール/ネットニュース
  4. フランス製 CD-ROM
  5. フランス語関連ツール
  6. 国際音標文字の使用
  7. まとめ

1.フランス語入力


Windows 日本語版でのフランス語入力についての有益な情報は以下のページを参照されたい。
Mayumi さんによるフランス語関係のページの中の「パソコンdeフランス語」[http://citron.maxs.jp/memo/index.html]
(2002.12.27)


(*) 本章ではWindows95 ないし 98 の日本語版でフランス語を入力する方法を示していたが、Windows はすでに XP が主流となっており、 XP でのフランス語入力法については有用なページへのリンクを上に掲げた。Windows95/98についてのこれまでの記述は切り離して別ファイルとしたので、参照したい場合は こちら をクリックされたい。(2004年 7月30日)

2.WWW 上のフランス語/フランス語電子テキスト

(*) 本章では主にWindows95 ないし 98 の日本語版を用いて「WWW 上のフランス語の文章を利用する場合」などについて解説した(WindowsXP についてごく簡単にふれた部分もある)。大半の内容がすでに古くなっているこの解説は切り離して別ファイルとした。参照したい場合は こちら をクリックされたい。(2004年 7月30日)

3.電子メール/ネットニュース

(*) 本章ではWindows95 日本語版での電子メールの利用法などについて解説したが、すでに内容が現状に合わなくなっているため別ファイルとした。参照したい場合は こちら をクリックされたい。(2004年 7月30日)

[このページのはじめにもどる]

4.フランス製 CD-ROM

多くのフランスのCD-ROMソフトは、Windows95 日本語版上でも問題なく作動し、システムの能力が向上した分快適に利用できる (ただし、ダイアログ・ボックスに文字化けが出る場合もある) 。ここでは、フランス研究の上で重要なソフトでありながら、95日本語版上で使用する場合にテクニックを必要としたり、使用できなかったりする若干のソフ トについてふれる。

(1) Le Grand Robert Electronique (ver.1.4)

以下の記述は 2005年に発売された Version2.0 には該当しない。Ver.2.0 はWindows の日本語版で作動するが、語義のフランス語が文字化けして表示される。しかし、この文字化けは、以下の「(3) CD-ROM LE LITTRE など REDON 社のソフト」の中の [WindowsXP日本語版 で REDON社ソフトを使う] で書いたのと同様に「Unicode 対応でないプログラムの言語」を英語などに変更することで解消できる。2016年1月追記。〕

代表的なフランス語辞典Le Grand Robert de la langue française のCD-ROM。1994年 (ver.1.4)。MS-DOS, Windows(3.1), Macintosh 対応。このソフトのWindows 用プログラムはWindows95 あるいはWindows3.1の英語版であればすべての機能にわたって問題なく使うことができる。だが、Windows95 日本語版で使う場合にはいろいろ問題がある。

まず、95日本語版上のフランス語は、Grand Robert Electronique には使えない。ダイアログボックスに文字化けが出るほか、単語入力欄にアクサン付きで入力した単語は正しく認識されず、全く違う単語が呼び出されてしま う。ここでは、アクサンなしで入力することになる。項目を呼び出せれば、あとは辞書本文、引用ともアクサン付きで正しく表示する。

辞書本体とは別になっている引用(Citations) の検索では、アクサンを省略するとヒットせず、特殊文字の代わりに * (ワイルドカード、一検索語に複数回使用可能) を入れて検索しても、検索結果が文字化けしてしまう。RobertがDOS に基づいた部分を持っていて、95日本語版ではDOS の欧文コードからの変換に問題があるらしい。ただ、画面上では文字化けしても、この文字化けはDOS 対応のフォントに設定したワープロなどにコピー& ペーストすると解消されるし、本報告本編の第4章(1)- 2) の Micro-OCPの項でふれた要領で DOSのコードから ANSI のコードに変換して読むこともできる。

Grand Robertは、DOS/V マシン上の95日本語版であれば、MS-DOS用プログラムを使って、DOSプロンプトで環境をUS (英語モード) にして使うことができる。引用の検索をこちらで行う場合、検索結果の文字化けは全く起こらない。MS-DOS上でアクサン付き文字を使えるようにするには 特殊な方法が必要なようだが、そこまでしなくても * (ワイルドカード) を使って検索することができる。DOS の基本的なコマンドの使い方を覚えれば使いこなすことができるので、引用の検索についてはこの方法が実用的であろう。ただし、DOS 用プログラムではワイルドカードは検索文字入力欄に一度しか使えないので、アクサンを複数含む文字を検索する場合には、ワイルドカードを複数回使える Windows 用プログラムを使うしかない。DOS 用プログラムでの検索結果をファイルに移した場合には、DOS 用エディタなどで欧文フォントにして読めばよいし、Windows 上のエディタなどで読みたい場合は、本編の第4章(1)- 2) でふれた要領で DOSのコードから ANSI のコードに変換すればよい。

Windows95 日本語版で Grand Robert のWindows 用プログラムを使う場合、項目の内容や引用は、あらかじめ欧文フォントに設定したWordPad (Windows95日本語版に標準添付) など、欧文対応のワープロ、エディタに「貼り付け」ることができる。Grand Robertから直接 Word95(97) 日本語版に貼り付けたのでは文字化けするが、WordPad 上に移した文面をさらに Word95(97) に貼り付ければ、文字化けなしに最終的に Word95(97) に移すことができる (Word95(97)では、あらかじめ日、英、特殊文字用のフォントを登録しておけば、貼り付けのためのフォントの設定は必要ない) 。なお、初めにWordPad に貼り付けた段階で、フランス語と日本語の混在も可能である。Word95(97)にうまく Grand Robert の内容を移すことができたら、その段階からは Word95(97) 上でも日仏の混在が可能になる。


[Windows98 日本語版の場合 (Grand Robert)]
Windows98 になって、Grand Robertの項目内容や引用を WordPadへ「貼り付け」た場合、欧文フォントにしても文字化けが解消できなくなってしまった。MS-Word97や MS-Windows2000への「貼り付け」でも、WordPad を経由するしないにかかわらず、文字化けが解消しなくなった。これについては、上の(補遺I)2の項の [Windows98 日本語版の場合 (WWW)] で紹介した方法を用いれば、Wordについてはなんとかフランス語の文字化けを解消でき、日本語との両立も可能になる。つまり、Grand Robertの内容を、欧文フォントに設定したエディタに「貼り付け」て正しく表示させ、これをひとまずテキストファイルとして保存する。次に、 Word97 やWord2000 からこのフランス語の文書を開く際に、「ANSIテキスト」あるいは「西ヨーロッパ言語」と指定する。こうするとWord97 やWord2000 の上で文字化けせずに Grand Robert のフランス語を表示することができ、以後は、この文書上で、日本語やフランス語の書き込み、日本語の「貼り付け」などができる。こうした点については、上 の [Windows98 日本語版の場合 (WWW)] を参照のこと。[1999年12月16日]

Windows2000日本語版 では、キーボードタイプをフランス語対応にした状態で (上の1.フランス語入力の項参照)、コピーとペーストを行えば、文字化けなくフランス語の文章を Word に移すことができるようになったとのことである。[2001年11月 3日]

WindowsXP日本語版 では、Grand Robert の項目内容の表示画面で、ツールバー上にツールボタンがうまく表示されなくなってしまった。「編集」のボタンも表示されないので、マウス操作ではコピーや ペーストを行えない。しかし、キーボードのショートカットキー(コピーは Ctrl + c, ちなみにペーストは Ctrl + v )を使えば(クリップボードへの)コピーは行うことができる。また、Windows2000の場合と同様に、キーボードタイプをフランス語(あるいは英語 でもよい)にした状態で、コピーとペーストを行えば、文字化けなくフランス語の文章を Word に移すことができる。[2003年 7月17日]


(2) DISCOTEXT 1

1827年から1923年までのフランス語の文学作品300 点を収録したCD-ROM。1992年。MS-DOS対応。「インターネットからのフランス研究」本編でふれた FRANTEXT の一部分を収録したもの。全文テキストをそのまま読むことができるのではないが、全文を対象にさまざまな検索を行うことができる。
このソフトは MS-DOS 用なので、Windows95 日本語版の場合にはMS-DOSプロンプトで英語モードで使うことになる。インストールはDOS プロンプトで行うが、インストール前にコマンドプロンプト( > ) から US と入力・実行し英語モードに切り換えておく。使用時にも英語モードで起動する。

なお、DOS の普通の設定ではアクサン付き文字は使用できないので、DISCOTEXT の検索語入力欄にもアクサン付き文字は入力できないことになる。MS-DOS上でアクサン付き文字を使えるようにするにはキーカスタマイズ等の方法が必要 なようだが、そうした手段をとらなくても検索語にアクサン付き文字を入力できる方法 (あるいはそれと同等の方法) を 坂原茂さんと 阿部宏さんに教えていただいたので順に紹介したい。

坂原さんの方法は、Windows95 にアクセサリとして添付されている「文字コード表」を使う。まず、「文字コード表」で 8514oemというDOS 対応欧文フォントを選択する。このフォントが選択できるようになっていない場合は、Windows95 のフォルダの Fontsという下位フォルダのなかに Terminal font for the IBM 8514(ファイル名 8514oem.fonなど) というフォントがあるはずなので、これを追加インストールする (インストールの方法については、次の「国際音標文字の使用」の項を参照のこと) 。次いで、「文字コード表」から使いたいアクサン付き文字を選択し、クリップボードへコピーしておく (詳しい操作は同じく「国際音標文字」の項を参照) 。次に、Windows95 のDOS 窓で開いたDISCOTEXT であれば「貼り付け」のボタンがツールバーにあるので、これを利用して検索語入力欄にペーストすればよい。とても簡便な方法である。

一方、阿部さんの方法は次のように進める。(1) DISCOTEXT の初期メニューから3の Explorer les textesを選んで入るコーパス検索の画面で、F4の listes を選ぶ。(2) Manipulation de listesの画面で1の creation manuelleを選ぶ。(3) Creation d’une liste de motsの画面で、左上の枠に検索したい語をアクサンなしで入力すると、右側の枠でその語(アクサン付き)が選択される (この枠に語はアルファベット順に並ぶので、カーソルで上下に動かして選択する語を微調整することもできる) 。(4) F5を選ぶと Sauvegarde d’une liste の画面になるので、適当な名前(選んだ語のアクサンのない形など)を入れて保存する。(5) コーパス検索の画面に戻って、検索語を入れる画面で、先ほど登録した名前の前に 「 @」をつけて入力する。これでアクサン付きの単語を打ち込んだのと同じことになる。

DISCOTEXT は検索結果を印刷はできるが、ファイルにすることはできない仕様になっている。だが、この点については DOSのプリンタ出力をファイルに変更するソフトをフリーウェアやシェアウェアで見つけることができる。一つには、パソコン通信 Niftyserve の Software Gallery Forum (GO FGAL) の「ツールB–ツールソフト (MS-DOS他) 」(GO FAGLTLB)のデータライブラリ (9. [ソフト] 画面拡張・入力出力関連) で、1994.12.12に INT17の名前で登録されたフリーウェアを入手することができる (1998年 2月現在) 。日本製ソフトであるためDOS の英語モードでは日本語の表示が文字化けするが、実際の動作には影響ないので日本語モードであらかじめ操作になれておけばよい。まず、Windows95 のDOS プロンプト( > ) から「>int17 -F[出力ファイル名] 」と入力してこのソフトを実行し、メモリに常駐させる。続いて、DISCOTEXT で検索をして、検索結果をプリントする操作をすると、プリントされる代わりにファイルが作成される。このファイルはDOS 用エディタなどで欧文フォントで読むか、Windows 上のエディタなどで読みたい場合は、本報告本編の第4章(1)- 2) の Micro-OCPの項でふれた要領で DOSのコードから ANSI のコードに変換すればよい。なお、このソフトについては 坂原茂さんにお教えいただいた。
[DISCOTEXT の項、1998年 2月23日]

(3) CD-ROM LE LITTRE など REDON 社のソフト

CD-ROM LE LITTRE — 19世紀の代表的フランス語辞典 Le Littre のCD-ROM。REDON 社製。1997年。Windows95またはWindows3.11 (どちらも英 [仏] 語版) 対応。フランス 18-19世紀研究に特に利用価値が高い辞書の CD-ROM 版だけに期待されたが、日本語版Windows95/98(あるいはNT) では動かない。Windows95/98(あるいは3.11) の英 (仏) 語版を用意しなければ使えないことになる。一つのパソコンに Windowsの日本語版と英 (仏) 語版を併存させることも専用のソフトを使えば可能とはいえ、初心者には難しい。英語版の Windowsなら動くソフトが日本語版の Windowsでは使えない場合があるという現状は残念だ。 [この項、1998年 2月23日]

1999年秋に同じ REDON 社から “L’atelier historique de la langue francaise”というCD-ROM (“La Curne de Sainte-Palaye”, “Furetiere”, “L’Academie francaise de 1762”, “Littre”, “Oudin”, “Dictionnaire philosophique de Voltaire”, “Guizot” の 7点の辞典を収める) と、 “L’Encyclopedie de Diderot et d’Alembert” のCD-ROM (3枚組) が発売された。これらも、上の Le Littre 同様、日本語版Windowsでは動作しない。


[Windows2000日本語版 で REDON社ソフトを使う]
REDON社の L’atelier historique, L’Encyclopedie de Diderot et d’Alembert などの辞書ソフトは、Windows2000日本語版 なら動作するとのことである。以下、 坂原茂さんと 小西嘉幸さんに教えていただいた内容を再構成する。
Windows2000 日本語版で REDON社のソフトを使おうとする場合には、コントロールパネルの「地域のオプション」で、「システム言語の設定」を一時的に英語 (あるいはフランス語など) にする。この場合、デフォルトの日本語から他の言語に変更したり、日本語に戻す場合にはパソコンを再起動しなければならない。
言語を英語などにしてもたいていの日本語用のアプリケーションソフト (Word, Excel, 秀丸など)はそのまま動くため、これらの辞書ソフトから Word などへのカット&ペーストも可能とのことだ。ただし、この状態では動かない日本語用ソフトもあるので (広辞苑や平凡社百科事典など) 、ソフトの使用頻度から言ってふつうは言語の設定は日本語にしておくことになろう。
「 CD 革命」、「携速」などの仮想CD-ROMソフトも言語が英語などの状態で動き、これら辞書ソフトの CD-ROM の出し入れを省略できるとのことである。なお、「携速2000」の場合は、初期設定ではインストール先フォルダー名に「携速」という漢字が入り、このまま では「システム言語の設定」を変えると動かなくなるが、これは「携速」インストール時にフォルダー名を適当なローマ字に変更することで回避できるとのこと だ。
なお、言語を英語にした日本語版Windows2000 で動かないフランス語ソフトもあるが、これらは本来の英語版Windows2000 でも動かないようだ。そういったソフトまで動かそうとすると英語版 (フランス語版) のWindows 95/98 が必要になる。 [2001年11月 3日]

[WindowsXP日本語版 で REDON社ソフトを使う]
REDON社の辞書ソフトは、WindowsXP 日本語版でも動作する。やり方は上のWindows2000の場合と似ている。コントロールパネルの「地域と言語のオプション」から「詳細設定」へと進 み、「Unicode 対応でないプログラムの言語」を一時的に英語 (あるいはフランス語など) にする。この場合、デフォルトの日本語から他の言語に変更したり、日本語に戻す場合にはパソコンを再起動しなければならない。
私の場合、言語が日本語の状態で行った画面表示などのカスタマイズが、言語を英語にすると部分的に初期状態に戻ってしまったり、Netscape7.0 の設定がやはり初期状態に戻ってしまったりといったことはあったが、大きな障害は確認されなかった。その他、上で Windows2000 について述べたことはそのまま WindowsXP にも当てはまるようだ。これらの辞書ソフトから Word へのカット&ペーストも可能で、この場合アクサン付文字の文字化けも現れない。

「 CD 革命」などの仮想CD-ROMソフトは、WindowsXP で言語が英語などの状態でも動作する。L’Encyclopedie de Diderot et d’Alembert の Planches を拡大表示させようとすると、Planches の画像を収録した CD-ROM のうちの何枚目かをドライブに挿入するよう求められるが、仮想CD-ROMソフトを使って「仮想CD-ROM」を「(L’Encyclopedie 用に使っている)仮想CDドライブ」に挿入すればよい。これでも実際の CD を扱うよりははるかに楽だろう。
次に、私の経験を補足しておきたい。L’Encyclopedie を「仮想CD-ROM」化して、この仮想CDから起動しようとした際、仮想CD-ROMドライブではなく実装のCD-ROMドライブへ読み込みに行き、 「CD が入っていない」という表示が出て起動できないことがあった。これは、仮想CD-ROMを使おうとする前に実装のCD-ROMドライブから L’Encyclopedie を起動してみたことが原因だった。 小西嘉幸さ んに教えていただいて分かったことだが、L’Encyclopedie は C:\Windows の下に Encr.ini というファイルを作るが、私の場合、このファイルの中に実装CDドライブの名(たとえば E )が書き込まれたままになっていて、この実装ドライブから読み込むようにとの指示が出される状態になっていた。エディタでこの ini ファイルの記述を修正すると正しく仮想CDドライブから読み込むようになった。具体的には、仮想CDドライブが仮に Nドライブであれば、ファイルの中の 3行の記述を Arbo=N:\ENC\ と Jpg=N:\PLANCHESJPG\ と Pdf=N:PLANCESZIP\ とすればよいことになる。 [2003年 7月17日]


(4) Larousse 社のフランス語辞典、百科事典ソフト

Larousse 社の Le Petit Larousse, Encyclopedie Kleio Larousse などの辞典(事典) ソフトは、Windows98 日本語版上では、フランス語のアクサン付き文字の部分が文字化けする。フランス語辞典ソフトとしては Le Grand Robert や Le Petit Robert 、百科事典ソフトとしては Encyclopedie Hachette Multimedia は文字化けなしに使うことができる (Le Grand Robert にかかわる問題については (1) 参照) 。 [2001年11月 3日]

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5.フランス語関連ツール

フランス語対応のWindows用各種ツールの内、よく名前が出るソフトウェアを以下に掲げる。

(1) Speller (スペルチェッカー)

・Proofing Tools for Microsoft Word
MS-Word 用のフランス語スペルチェッカー。米国の Alki 社が欧州各国語用のMS-Word 用スペルチェッカーを各US$100ほどで販売している内の一つ。
Windows 用は日本語版MS-Word95 および97で問題なくフランス語をチェックする。日仏混在文でも日本語はとばしてフランス語だけをチェックできる。類義語辞典もついている。次のページで注文までを行うことができる。
http://proofing.com/InfoOrder/default.htm

・フランス語対応のスペルチェッカー (グラマチェッカー) については、 (株) フランス図書の “Logiciels”というパソコンソフト・カタログも参照のこと。

(2) Translator (翻訳ソフト)

・Quick Translator: Traducteur automatique francais-anglais. 1997. 1 CD-ROM. (Softissimo) (Windows3.x/95 ; 486DX-66)
仏英・英仏翻訳ソフト。比較的安くて良質のソフト。フランス語・英語の読み上げ機能付属。 (株) フランス図書扱いでは \15,000ほど (1998年) 。次のページで情報を得ることができる。
http://www.softissimo.com/frameset.htm
ただし、一般論として翻訳ソフトは文学作品などの高度の翻訳には向かない。商業文書やマニュアルなどなら下訳程度には使える、ぐらいに思っておく方がよさそうだ。

(3) フランス語対応 OCRソフト

・TextBridge
次のページで情報を得ることができる。
http://www.mediadrive.co.jp

[この項、1998年10月18日]

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6.国際音標文字 (International Phonetic Alphabet: IPA) の使用

Windows95 でフランス語に関係する国際音標文字(IPA) を使いたいのであれば、Le Petit Robert CD-ROM の各項目の発音(IPA) 記号を Word 日本語版などに貼り付けるのが簡便である。Wordならばフランス語、日本語との併用も可能であり、貼り付けてからフォントのサイズを変更することもできる。IPA 記号は分解して一つ一つ貼り付けることももちろんできる。

フランス語関係だけでなく広くIPA を利用したい場合は、
Fonts in CyberSpace [http://www.sil.org/computing/fonts/]
の “Roman Fonts”の “IPA”の項から、例えば SIL(Summer Institute of Linguistics) の SILipa Fonts を入手すれば、パソコン上のワープロソフトでIPA を使うことができる。

Windows95 の場合には、例えば “silip12a.exe” を適当なフォルダにダウンロードし、エクスプローラ上でこのファイル名をダブルクリックして展開する (この際、MS-DOSプロンプトが自動的に開くが質問に答える形で操作すればよい) 。展開の際には自動的に下位フォルダも作られる。ファイルが展開されたことを確認したら、コントロールパネルから「フォント」フォルダへ移り、「ファイ ル」メニューから「新しいフォントのインストール」へと進む。こうして開かれるダイアログボックスの中で、IPA フォントのファイルを展開したフォルダを選び、自動的に作られている下位フォルダを fonts —> tt (TrueType) と下降し、「フォントの一覧」の窓に表示される SILDoulosIPA などのフォントを選択して追加インストールする。

このフォントを利用するには、Windows95 にアクセサリとして添付されている「文字コード表」からワープロへコピーするのが比較的簡便である (Floppy Disk版 Windows95 では Microsoftのサイト [http://www.microsoft.co.jp/]から「CD/FD 差分情報」としてこの「文字コード表」のプログラムをダウンロードする必要がある) 。まず、「文字コード表」に、先にインストールした SILDoulosIPA などの SILipa Fonts を表示する。マウスカーソルで記号を左クリックすれば大きく表示される。ワープロへコピーするためには、記号をダブルクリックして「コピーする文字」とし て選択し、さらに「コピー」ボタンを押してクリップボードへ移しておく (「~ (Tilde) 」を使う場合は、コード表の最上位行にあるものを発音記号に続けてコピーしておく) 。次に、やはりWindows95 に添付されているワープロWordPad の側から「貼り付け」の操作をすれば、WordPad 上でフランス語、日本語との共存も可能となる。この際、貼り付けた発音記号の部分は、コピーしたのと同じフォントに指定しないと文字化けする (もし文字化けしていたら、文字化け部分を範囲選択して、正しいフォントに指定すると文字化けは解消する) 。WordPad 上で正しく表示されたものは、さらにWordにコピーすることもできる。

欧文専用ワープロであれば、SIL の同じページからダウンロードできる Keymanという Keybord Manager を使って、キーボードからもIPA を入力することができる。この際、フォントはあらかじめ IPAフォントに設定しておき、Windows95 のフランス語入力用の FrenchCanadian キーボードは解除しておく。ただし、欧文ワープロ上では日本語は使えないので、日本語との併存のためには、上に述べたのと同様の要領でさらに WordPad にコピーする必要がある。

なお、この項の内容については 中尾浩さんから教えていただいた。
[この項、1997年 5月31日]

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まとめ

Windows95 日本語版では、Windows のレベルで日本語とフランス語特殊文字の使い分けができるようになった。ここにNetscapeなどの出現も加わって、インターネットも含めて、95日本 語版上でかなり自由にフランス語を扱えるようになった。DOS などのコード情報との接点の部分で依然やや問題が残っているようだが、各種のソフトを工夫して使うことによって、残っている問題も解決する可能性があると 思われる。Windows95 日本語版上でフランス語をさまざまな局面で使用するための方法が確立され、ノウハウが広く共有されるようになることが望まれる。

フランス語を利用する環境を本格的に整備するためにWindows95 の英語版を導入することも考えられないわけではないが、DOS/V-Windows3.1の場合にはDOS/V が日英両環境を提供しており、Windows3.1の日本語版と英語版を一つのパソコンで併存させることも比較的容易であったのに対して、95は基本的に 一つのパソコンでの日本語版・英語版の併存を想定していない。この併存を実現するには “System Commander”(Lifeboat) というソフトを導入する必要があるが、一般のパソコン利用者が導入することは簡単とはいえない。

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