機上からのアルプス3 –スイス・トゥーン湖など–

(2016年11月18日)

私は2016年9月、フランスの南西部から西部にかけてトゥールーズ、ボルドー、ナントといった都市を訪れた。名古屋から西ヨーロッパへの直行便は、現在、ルフトハンザのフランクフルト便だけだが、フランクフルトから同じルフトハンザでトゥールーズへの便があるので、この乗り継ぎルートでトゥールーズに入ることにした。

一年前には、フランクフルト~マルセーユ間の往路・復路のフライトで、それぞれヨーロッパアルプスのすばらしい景色を眺めることができた(別稿「機上からのアルプス」と「機上からのアルプス2」の航空写真を参照)。今回は、往路のフラクフルト~トゥールーズ間の飛行は夜になり、機上からは、町の夜景以外は眺めを楽しむことはできなかった。9月12日の復路は、まず9時45分トゥールーズ発の便でフランクフルトに向かった。このトゥールーズ~フランクフルトのルートは、昨年のマルセーユ~フランクフルトのルートに比べてアルプスから離れることになる。それで、去年のように間近にアルプスが見えるとは思わなかったが、去年と景色にどのような違いがあるのか興味がわいた。多少でもアルプスが見えるとすれば機体右側になる。座席指定はしていなかったが、オンラインチェックインの際に、幸い機体後部の右側窓側の座席を確保することができた。

地上はまあまあの天候の中、飛行機は離陸した。飛行する時間帯から、去年と同様逆光になることは予想できた。しかし、それよりも問題は雲だった。飛行してみると雲が空を覆っていた。昨年の帰路は、高度の低い雲で、山々は雲の上に姿を見せていた。今年は、眼下は山々も含めすっぽり白い雲に覆われてしまっていた。こうして飛行予定時間の半分が過ぎ、私は完全にあきらめの境地に入っていた。そんな中、雲に切れ間ができるようになり、雲間から遠景ではあったがアルプスの山々が顔をのぞかせ始めた。こうして、アルプス上空の半ばからであったが、今年もアルプスが見せる一つの姿を撮影することができた。

以下にその航空写真を公開することにする。14枚の写真を掲げるが、これらは、現地時間で9月12日の10時43分から52分にかけての9分間に前年よりも集中的に撮影された。上に書いた撮影条件のため、写真は連続していない部分がある。

パソコン等で写真部分をクリックすると写真を拡大できる。実際に見る時の印象に近づくのでぜひ試してみていただきたい。

以下の写真に写った地域に対応する Google Map 日本語版の地図はこちら

 

cimg2197-1280x960雲が薄くなり地上が見え始めた。すでに窓の外はアルプスの只中だった。
写真右上の独立峰はマッターホルンかもしれない。

cimg2199-1280x960写真の左下方に湖が見え始めた。

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cimg2200-1280x960次にふれるように、この湖はスイスの比較的中央部に位置するトゥーン湖 Thunersee
であると思われ、そうとすると湖の先の山々は、アイガー Eiger, メンヒ Mönch といった
アルプスを代表する山々であることになる。

cimg2201-1280x960湖がその全体の輪郭を現した。この湖はその形、飛行機の進行方向に対する角度
などから、トゥーン湖で間違いなさそうだ。写真に写る湖の 突き当たりの左側付近は
インターラーケン Interlaken の町であることになる。

cimg2202-1280x960トゥーン湖を眼下に見ていることから、飛行ルートはトゥールーズ~フランクフルトを
直線的に結ばす、大きく右にそれてスイス上空に迂回したことになる。

cimg2204-1280x960ここからはトゥーン湖以東のアルプスの山々を見ることになる。

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cimg2206-1280x960この写真の遠景中央の台形に見える山は、ここから 5 枚ほどの写真に繰り返し現れる。

cimg2212-1280x960この写真は上の写真の右方向を振り返りぎみに撮っている。

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cimg2215-1280x960写真の湖は、その形などからフィーアヴァルトシュテッテ湖 Vierwaldstättersee であると
思われる。写真の手前側にルツェルン Luzern の町があることになる。
この湖は、上に見たトゥーン湖から北東に 60~70km ほどの距離にある。
アルプスの山々とはこれで別れを告げることになった。