3月: ベルギーの原発

 

3月はこのサイトに特に変化はありません。

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3月7日の毎日新聞のデジタル版で、次の記事に目がとまりました。

ベルギー 全土でヨウ素剤配布 原発老朽化、事故に備え
毎日新聞 2018年3月7日 東京夕刊
https://mainichi.jp/articles/20180307/dde/007/030/036000c#cxrecs_s

この記事によると「ベルギーの原発は南部ティアンジュと北部ドールの2カ所に計7基あり、総発電量に占める割合は5割近い」とのことです。
二つの原子力発電所の内の一方、ティアンジュ原子力発電所 Tihange Nuclear Power Plant, Centrale Nucléaire de Tihange は、ベルギーの南側のフランス語圏、ワロン地方にあります。リエージュ Liège とナミュール Namur というワロン地方の二つの代表的都市の間を結ぶ鉄道路線のすぐ脇に立地しています。

Google Map 日本語版でのティアンジュ原子力発電所の位置はこちらです。
Wikipedia 日本語版のティアンジュ原子力発電所の項はこちらです。

私は、昨年2017年の9月にベルギーを訪れましたが、車窓からこの原発の写真を取ることができました。以下がその写真です。

原子力発電所はムーズ川(仏 la Meuse)のほとりに立地しており、鉄道はムーズ川の対岸を通っています。写真でも、木立の合間にムーズ川の水面がわずかに見えます。

ベルギーに限らずヨーロッパの多くの原発はこのように、人口の密集する地域に立地しています。そして、記事にもあるように、それらの原発の老朽化が進んでいるようです。同じく、記事が指摘しているように、テロの標的にされる心配もつきまといます。ヨーロッパの原発の実情は多くのことを考えさせます。(2018年3月31日)

 

おまけです。
以下の音と映像は、Uman(ユマン)というブリュッセル生まれのミュージシャンによる
Bienvenue en Belgique (ベルギーへようこそ)
という、2010年のフランス語のラップ曲です。
曲の冒頭すぐのところでもティアンジュ原発の映像が使われますが、何よりティアンジュ原発の映像で曲が終わります。(暴動化した)デモの映像も含む社会意識も高いこのラップ曲で、この原発が象徴的に使われているのも興味深いです。(2018年4月8日、この曲は フランス語のポップスとロック@ふつごぽん によって知りました。)

 

 

 

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