2月: 多民族のパリ

 

2月はこのサイトの固定ページには特に変化はありません。

*          *          *

2月17日から3月初めにかけてフランスを訪れ、パリに都合7泊しました。パリにこれだけ滞在したのは6年ぶりです。しかも今回は、これまであまり宿をとらなかったセーヌ川の北側(右岸)の、北駅 Gare du Nord のそばに主に宿泊しました。これまでは早めの予約ができず、パリでは思うように宿を取れませんでした。今回は、シャルル・ドゥ・ゴール空港への帰路も含めた交通の利便性を考え、この地区をねらって早めに予約をしました。

実は、この北駅と南東方向に 300~400m 行ったところにある東駅 Gare de l’Est (どちらも10区)の一帯から、北駅の北側の18区に入ったあたりは、パリの中でも移民系の人たちが多く住んでいる地域です。(また、今回は訪れませんでしたが、東駅のあたりからさらに東方に 1 km ほどのところにあるベルヴィル Belleville の一帯(20区の北側、19区の南端)にはアジア系の移民系の人たちが多く暮らしています。ベルヴィルについては、この記事の末尾で言及します。)

今回、フランス人の知人の案内もあり、この北駅・東駅の付近と北駅の北側の地域を散策しました。写真で紹介します。

まずは北駅の東側付近から。写真はインド系のお店です。

北駅から南東方向に東駅の付近に進んだところにはエスニック系の料理店がいろいろありますが、そのうちの一つのアフリカ料理の店。

こちらは、北駅から北西方向に 300~400m 行ったところにあるメトロ 2号線の高架部分。写真の右側がバルベス Barbès の駅になる。バルベスは、パリを南北に走るメトロ 4号線との乗り換え駅でもある。高架橋の向こう側には移民系の人たちがよく利用するタチ Tati という百貨店が見える。

パリを南北に走るメトロ 4号線のバルベス駅とその北のシャトー・ルージュ Château Rouge 駅の間の、東側の一帯にはエスニック系の店がたくさん見られる。

エスニック系の肉屋。手前の陳列台の上をよく見ると、牛の頭部が商品として並べられているのがわかる。

アフリカ系の衣料店。

アフリカ系の食品店の内部。

アラビア系の食品店。

看板に “À vapeur Homme” とある。蒸し風呂 bain de vapeur の男性  homme 用ということのようだ。私は未体験。

私と知人はこの日、美味なアフリカ料理に舌鼓を打ちました。ただし、事はフランスの社会問題にからんでくるわけですが、移民系の人々はフランス社会の中で、相対的に失業率が高かったり、平均所得が低かったりする事実があります。そうした状況の中でも、ほとんどの人たちは一生懸命、誠実に、そして明るく生活しているわけですが、フランス社会をよく理解していない観光客などは、ごく一部の人たちの不法行為の標的にされるかもしれません。パリ、そしてフランスでは、フランス社会をある程度勉強してから、また場合によってはフランス社会に通じた人と一緒に行動することをお勧めします。

この記事の冒頭でふれた、アジア系の移民系の人たちが多く暮らしているベルヴィル Belleville の一帯も、筆者はかつて訪れたことがあります。最後にこの地域も見ておきましょう。

ベルヴィル通り Rue de Belleville 。中国系を中心とするアジア系の飲食店などが多く並んでいる。(Wikimedia より)

ベルヴィルはそのストリートアートでも有名なようだ。(2013年3月筆者撮影)

2019年2月28日

 

カテゴリー: お知らせ(サイト関係), フランス・フランス語圏 パーマリンク