リヨン Lyon

 

リヨン(人口45万人ほど)はフランスで第二の都市圏(人口200万人ほど)を形成している。かつてはローマ帝国の植民地ガリアの首府であった。

この町は神秘主義の伝統を持つ。私が関心を持つ18世紀から19世紀にかけての時期にも、『社会新生論 Palingénésie sociale 』(未刊)を構想したバランシュ Pierre-Simon Ballanche (1776 – 1847) とその仲間たちがこの町の神秘主義を再興させた。バランシュは、私が研究対象としている18世紀ジュネーヴの感覚論哲学者シャルル・ボネ Charles Bonnet  (1720 – 1793) の思想の神秘主義的な側面から影響を受けてもいる。また、電流の単位アンペアに名を残す著名な物理学者・数学者であったアンペール André-Marie Ampère (1775 – 1836) もこの町の出身だが、バランシュの友人であり、哲学にも関心を持っていた。画家ルイ・ジャンモ Louis Janmot (1814 – 1892) については下で紹介するが、彼もこうしたリヨンの知的風土の中で育ったのである。

なお、リヨンの歴史地区は1998年に世界文化遺産に登録されている。

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以下の写真は2011年9月撮影

OLYMPUS DIGITAL CAMERAトラム

OLYMPUS DIGITAL CAMERAフルヴィエール Fourvière の丘。市外の西に位置する。丘の上へはケーブルカーが通じている。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA市街(遠景はフルヴィエールの丘)

??????????????????????ノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂(西面)
Basilique Notre-Dame de Fourvière
(フルヴィエールの丘)

ノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂の内部

?????????????????????? ローマ劇場 Théatres Romains (紀元前43年) (フルヴィエールの丘)

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フルヴィエールの丘からソーヌ川 Saône と市の中心部を望む。市の中心部から川を隔てて丘(あるいは小山)がある地勢はグルノーブルと似ている。

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フルヴィエールの丘のふもとの旧市街のサン・ジャン通り
(Rue Saint-Jean)。古く風情があり親しみやすい町並みで、レストランやみやげ物店が多い。私は飛騨高山の三町 (さんまち) の町並み保存地区と共通点があるように感じた。

テロー広場 Place des Terreaux.
右側は市庁舎 Hôtel de ville.  写真左端にはバルトルディの噴水 Fontaine Bartholdi.
この噴水のためにローマの町に来たかのような印象を受ける。

リヨン美術館 Musée des Beaux-Arts de Lyon が入る 、革命以前に修道院であった建物の中庭。この中庭は19世紀に整備されたとのこと。

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リヨン美術館の展示
19世紀リヨンの画家ルイ・ジャンモ Louis Janmot (1814 – 1892), 『魂の詩 Le Poème de l’âme 』連作。強い印象を残すこの連作については、個々の絵の画像を含めてこちらを参照されたい。

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同上

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同上

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同上

リヨン美術館の展示は、古代エジプトの美術品から19世紀の作品に至るまで大変充実している。

同じくリヨン美術館の展示

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メトロ

OLYMPUS DIGITAL CAMERAフルヴィエールの丘にて、市街を背景に

(2015年3月29日)